弔意の心得


 もし訃報に接したら、直ちに弔電を打ちたいものだ.弔意電報は十数種の文例もあり、これを利用すると料金も安いが、心のこもった弔電を打つのなら少々長文になつても、故人の思い出や遺族の心を打つようなオリジナルが欲しい.心のこもった弔電はたとえ短かくても、おしきせの標準文よりも遺族にとっては心を打たれるものである.
 当然のことながら弔電は葬儀に間に合うことが好ましいが、たとえまに合わたくとも弔意を示したいものである.特に親しい間柄においては、たとえ遅くなりても、心暖まるお悔みや励ましの手紙は、遺旗にとつて感激ひとしおである.香典を送る場合は現金書留封筒が望ましい.為替などにすると銀行、郵便局に行く煩雑さがある.現金封筒で送る場合は、中包をし
「御霊前」と書いて送るベきで、現金だけを送るのは礼を失する.供花や樒は、遠方であつても近くの花屋に頼めば全国ネットで送つてくれる.システムもできている.もしその方法がとれない場合は遺族に電話して用意してもらぃ、後で代金を払らうこともあるが遺族にはあまり負担をかけない方がよいので、他に方法のない時以外は避けたぃものである.これらは取り扱いの葬儀社に頼んでも用意をしてくれる。