挨拶


 葬儀が終わると喪主と葬儀委負長が並んで立ち、その横に親族、遺旗、近親者が並んで会葬者にお礼の言葉を述べる。この挨拶は喪主または葬儀委員長がするのが通常であるが、喪主の場合悲しみやシロックのために挨拶のできないことも多いので、その場合は葬儀社に-任すればよい。
 なお挨拶の内容は大体次の通りである。
 「本日は故〇〇(俗名)こと○○(戒名)の葬儀に当たりご多用中にもかかわらず、かくも多数ご会葬を賜り、-同にかわり厚くお礼申し上げます.故人もさぞかし喜んでいることと存じます.皆様方には生前ひとかたならぬお世話になり遺族としても感謝の外ございません.葬儀もお陰様で無事終わらせていただきました.これより永年佳み馴れた家を後に出棺をするわけでございますが、これだけ多くのご会葬を戴いて、さぞかし故人も草葉の陰から喜んで成仏することと存じます.これから以後は生前の故人に対しますと同様遣された者ヘのご厚情をこの上ともお顧い申し上げます.言葉は足りま世んが一言お礼の言葉といたします。」