警策の受け方


 警策を受ける場合は合掌をすることになっている.もし教導師の気配を感じたら、合掌をすると教導師が静かに前に近づく。その場合両手を前につき上体を丸くして倒す。屑は張らないようにする。警策が背骨に当たったり肩の骨に当たると激痛を伴うから、身体全体を丸くするような気持で骨はらないことである。
 警策は軽く一度打ち、二度目は強く打つので一度打たれてもそのままの姿勢でいることである。首を動かしたり、身体を移動させることは危険である。
 なお教導師の目からみて、神経が散っている、姿勢が悪い、という場合には望まなくても警策で打たれる場合があるから、その時も前に気配を感じたら合掌して率直に警策を受けることである。