律義


 仏教における律といえぱ、僧が日常守る規則のことで、世間でいう規律.法律に相当する.この定めによって僧団の統制がとれ、僧個人の生活も律されるわけである。その律を守ることを律義という。転じて真面目な人を律義な人または律義者と呼び、律義を守って融通のきかない人は馬鹿正直の律義者と呼ぶこともある。原義は防止する、せきとめるという意味であるが.義をつけたのは守ることに対して意義として備わるということからつけられたものである。