長者


 家の主という意味で、もともと家長や最長老をいう。パラモン教においては祭事の時に高額の出費があるので、資産のある者がなつていた。こういったことから、家長を長者と呼び、資産家の事を長者と呼ぶようになったわけである。中国では長者といえば金持の意味はなく年寄りという意味である。日本では億万長者、長者番付というように資産家のことを指していう。京都東寺の座主の事を現在、長者とも呼んでいる。