餓鬼


 餓鬼とは貪り欲張る心が際限なく起こってくる状態をいうこの貪る心が強ければ、欲しがる物をいくら得ても、またさらに欲しいと思うように際限がないわけである。これは単に物ばかりではなく、名誉とか人の愛情に対する貪欲さもある。
 つまりどこまでも貪り欲して満足することを知らないものを餓鬼という。餓鬼道というのは餓鬼となるベき原因を作った者の行くベき道である。